iMac 21.5 inch Mid 2010 をアップグレードする

はじめに

Macで遊んでみよう!と思い立ち、動作確認用に以前中古で購入したiMac 21.5-inch Mid 2010を引っ張り出しました。 で、OpenCore Legacy Patcherというソフトを使い、Monterey をインストールしてみたところ、 動くには動くんですが...かなり鈍くさい...というわけでアップグレードを思い立ちました。

まずはHDDをSSDに交換しました。 これだけでかなりサクサク動くようになりましたが、まだアップグレードできそうです。

次に行ったのはCPU交換です。 最初、良く調べずに core i7 860 を格安で入手できたので付け替えてみたところ見事に動作しませんでした。 インターネットで調べてみたところ、「電源の容量不足」のようでした。

仕方ないので「動作した」との記述がある core i7 870s または 860s を探しましたが、国内サイトには無かったので諦めました。 core i5 680 がPayPayフリマで安く売っていたので、これを手に入れました。 インターネットで性能を調べたところ、i3 540 と i5 680 の性能差は7割増しくらいかなといった感じでした。 更に i7 860s と i5 680 の性能差はおおよそ2割程度かな?といった感じでした。 もちろん使用環境や使用するアプリなどによりもっと大きな差がつくことはあるかもしれませんが、 まぁ、i5 680 で妥協することにしました。 電源も極端に大きなマージンがあるわけではないので、何かの拍子にハングアップしてしまう恐れもあるからです。 ちなみにですが、iMac 21.5-inch Mid 2010 は少なくとも2種類あり、CPUが i3 540 のものと i3 550 のものがあるようです。 私のiMacは i3 540 でした。

で、上手く動いたのですが Monterey は「Metal対応GPU」というやつでないと正しい表示にならないようで、 現在私のiMacの色は変です。

というわけで、GPUもアップグレードすることにしました。 Metal対応GPUも国内のサイトでは(手頃な値段では)見つからなかったので国外の通販サイトを利用しました。 国外の通販サイトなので「個人輸入」ということになるのですが、まぁ多分大丈夫と思います。

...というわけで、ここではiMacのアップグレード手順をざっくりと解説しようと思います。 具体的な作業はユーチューブの動画や他のサイトを参考にしてください。 たぶん、やさしく、くわしく掲載されていると思います...。





目次

(1)iMac 21.5-inch Mid 2010 アップグレードパーツ
(2)液晶パネルのカバーを外す
(3)ビス(星型みたいなレンチ)の確認
(4)HDDをSSDに交換する
(5)CPUを交換する
(6)Memoryを増設する
(7)macOSをOpenCore Legacy Patcherを使ってSSDにインストールする
(8)GPUを交換する
(9)再度macOS Montereyをインストールする
(10)リカバリーCDを作成する
(11)SSDからMontereyを起動する
(12)やはりCPUをi5からi7へ交換する
(13)Venturaをインストールする
最後に







(1)iMac 21.5-inch Mid 2010 アップグレードパーツ

私がアップグレードに使用したパーツの一覧です。

なお、ここに書いたものと同じ(または同等の)物を取り付けたからと言って、 iMacのアップグレード(動作)を保証するものではありませんのでご注意ください。

このパーツ一覧はあくまで参考であり、実際にご自分のiMacをアップグレードするときはご自身の自己責任において行ってください。 私(管理人)は一切の責任を負いません(負えません)のでご注意ください。

  1. CPU core i5 680
  2. SSD シリアルATA SSD (手持ちのものを使用しました、普通に売られているシリアルATAのSSDでOKだと思います)
  3. メモリ 「MAC用」と記述があるものを使用しました。
    ちなみにですが、最初もっと値段が安かったMac対応を謳ったメモリを購入して取り付けたのですが、 起動開始直後に止まってしまい、使い物になりませんでした。ご注意ください。
  4. GPU 「M5100 imac アップグレード」と記述のあったのもを選択しました。
    通販サイトのページに iMac 11,2 について、「問題なし」の記述があったので選択しました。

購入先は「PayPayフリマ」と「AliExpress」と「Amazon」、SSDに関しては手持ちのものを使用しました。


あと道具類ですが、星型みたいなレンチ(なんていうレンチなのか分かりませんのでご自身の目でご確認ください) を精密なものも含めて少なくとも3本が必要になります。あと大きめのプラスドライバーも必要になるかもしれません。 液晶モニターや基板を外すときなど、ラチェットがあると楽に作業できると思います(きっと何度も付けたり外したりすることになると思います)。




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(2)液晶パネルのカバーを外す

液晶パネルを覆っているカバーは磁石でくっついているだけなので液晶パネルとカバーの間に指の爪を入れて剥がしとることもできます。 出来ないときはガムテープ(布のやつ)を貼り付けて引っ張る...という手もあります。

外し方が分かってしまうと簡単に外せます。

カバーに位置決めのためのピンが何本か刺さっていますので落とさないようにお気を付けください。 私は1本無くしてしまいました...。




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(3)ビス(星型みたいなレンチ)の確認

私がレンチ(ビット)の名前を知っていれば良かったのですが...分からないのでご自身の目でご確認ください。 レンチ(ビット)は同じ種類のものしか使いませんでした。サイズは3種類でした。

液晶モニターの左右に4本ずつ止まっているビスを外すと液晶パネルが外れます。 そのとき、液晶パネルと接続するケーブルが4本ありますので切ったりしないように丁寧に外してください。 なお、GPUとモニターを接続するためのコネクターはロックを解除(ビラビラしたやつを手前に引きながら上方向に持ち上げる)しないと外れません。




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(4)HDDをSSDに交換する

HDDを外します。 HDDにはシリアルATA用のケーブル2本の他にもう1本、電源ケーブルが接続されています。

SSDには3本目の電源ケーブルは不要なので外したままでOKです。 SSDは軽いので私はガムテープで止めるだけにしてしまいました。 ちゃんと固定したい方はブラケットなどを購入するなどしましょう。




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(5)CPUを交換する

iMacの液晶モニターを外すと、メインの基板が後ろ向きに取り付けられています。 このメインの基板を外して表向きににする必要があります。 ですが、このメイン基板を外すには周りに付いている「電源」「DVDドライブ」「放熱ファン」などを先に外す必要があります。 ...ので、頑張って外してくださいね。 外し方はユーチューブの動画を探すと出てくるようです。 あと、参考になるサイトもあるので検索してみましょう。 なお、CPUを交換する際にはグリスも塗布する必要がありますのでご用意ください。




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(6)Memoryを増設する

Memoryは多く使用すると思いますので、最低8GB以上には増設した方が良いと思います...が、必須ではありません。 ご予算に合わせて増設しましょう。 私は8GB増設して合計12GBとしました。 なお、iMac 21.5-inch Mid 2010 は最大16GBまでのようです。 ご注意ください。




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(7)macOSをOpenCore Legacy Patcherを使ってSSDにインストールする

macOS(Monterey)をSSDにインストールします。 インストール方法は他のサイトをご覧ください。 やさしく解説しているサイトが見つかると思います。

補足:OpenCore Legacy Patcher の設定は機種IDを「iMac11,2」にするのと、 私が選定したupgrade GPU「M5100」の場合はGPU設定のところで「AMD GCN」(ver 0.5.3)を選択しておく必要があります。 なお、私はWindows上(Intel CPU)の仮想マシンで走っているmacOS VenturaでOpenCore Legacy Patcherを起動し、 インストールUSBを作成しましたが、インストールUSBは正常に動作しました。 また、同様のことをAMD CPUマシン上で行ったときは上手く動作しませんでした。...ということで、仮想マシン上で作業するときはIntel CPUを搭載したパソコンで実行しましょう!!!。

OpenCore Legacy Patcherを使ってOSをインストールするときにUSBメモリを使うことになると思いますが、 このUSBメモリはUSB2.0のものを使用することをお勧めします。 USB3.0以上のものを使うと正しくインストールされない可能性があります。 (私はインストールには一応成功したのですが、エラーで止まってしまうことがありましたので再度インストールし直しました)。
OpenCore Legacy Patcher はできるだけ新しいものを使用した方が良いでしょう。

上手くインストールできると下画像のような感じになります。 スクリーンショット




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(8)GPUを交換する

GPUを交換する前に(7)までの作業をすべて完了させてください。 交換するGPUによっては正しく表示されないようです。 私が用意したCPU「M5100」は正しく表示されませんでした。 ご注意ください。




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(9)再度macOS Montereyをインストールする

GPUを交換してサクサク動作していて色も変でなければ、もう作業は完了していると思いますが、 アップルメニューの「このMacについて」項目でグラフィックスのところでも確認してくださいね。

GPUを交換してmacOS Montereyを起動したとき動作がかなり重い状態になっているときは再度Montereyをインストールする必要があります。 これは交換したGPU用のドライバーがまだインストールされていないためで、 交換したGPU用のドライバーをインストールするため再度Montereyをインストールし直します。 2度手間になってしまいますが仕方ありません。

...というわけで、(7)で使用したインストールUSBを使ってMontereyをインストールしてください。 上手くいけば今度こそMontereyは正常に動作します。


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(10)リカバリーCDを作成する

リカバリーCDを作成しておくと、いざSSDが壊れた!といったときに役に立つと思われます。 リカバリーCDを作成するには「Clover Configurator」というソフトを用いると比較的簡単に作成することができます。

リカバリーCDはインストールしたSSDのEFIに書き込まれているEFIとSystem/Library/CoreServices/boot.efi というファイルを EFIフォルダに新しくBOOTというフォルダを作成し、「BOOTx64.efi」というファイル名にリネームしてコピーし、それをCDに焼くことで作ることができます。 CDイメージの図を下に記しておきます。

なお、念のため書いておきますがインストールUSBのEFIを書き込んでもリカバリーCDにはなりませんのでご注意ください。 あくまでインストールしたSSDのEFIを書き込んでください。私はこれで失敗しました。

CDイメージが焼きあがったら電源をOFFにしてインストールUSBを外し、「C」キーを押しながら起動させます。 無事に起動すればリカバリーCDの出来上がりです。

CDイメージ(簡略図)

+- EFI
      -+- OC
             +- ACPI
             +- config.plist
             +- Drivers
             +- Kexts
             +- OpenCore.efi
             +- Resources
             +- Tools
      +- BOOT
             +- BOOTx64.efi
+- System
      +- Library

※System以下は必要ないかもしれませんが、一応入れておきました。




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(11)SSDからMontereyを起動する

現状だとインストールUSBをiMacに差しておかないと(またはリカバリーCDからしか)Montereyを起動させることができません。 SSDから起動させるにはOpenCore Legacy Patcherを起動し、 何の設定もせずに「Build and Install OpenCore」(ver0.5.3の場合)ボタンをクリックしてOpenCoreをSSDのEFIに書き込みます。 正常に完了すればインストールUSBを外した状態でもMontereyを起動することが出来るようになります。




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(12)やはりCPUをi5からi7へ交換する

ここまで来たらやはりCPUも i5 ではなく i7 にしたい...。 ということで i7 860s を海外サイトから購入し、交換してみました。 起動してみると...まともに起動できませんでした。 「やってしまったか...」と思ったのですが、半分あきらめ加減で Monterey を再インストールしてみたところ上手く起動してくれました。 やってしまわずによかったです。

下の画像がCPU交換後の画像です。
画像

GPUの表示が「W5170M」とあります...「M5100」じゃなかったの?って感じです。 まぁ利用(購入先)したのが中国のサイトなので「仕方ないのかなぁ」って感じです。 まぁとりあえず、購入先のサイトにあった記述通りに動作したので良しとします。

OpenCore Legacy Patcherが0.6.1にバージョンアップされていたのでついでにバージョンアップして Monterey も 12.6.3 にしました。

なお、Venturaもインストールできるようになっていたのですが、残念ながら今回交換したGPUにはまだ対応しきれていない(上手く表示されなかった)ようなので次のバージョンアップまで待つことにしました。




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(13)Venturaをインストールする

OpenCore legacy Patcher 0.6.1で iMac Mid 2010 にも Ventura をインストールできるようになったみたいなので、 インストールしてみました。 やり方は Monterey と同じやり方をしたのですが...GPUを正しく認識してくれない...という症状が出ました。 さんざん悩んだ挙句1度は放り投げたのですがあきらめきれず...幾度となくやり方などをあれこれ変えてみたのですが結局ダメで...、 正しくインストールされていないVenturaを起動して OpenCore Legacy Patcher 0.6.1 を起動し、 何気なくルートパッチのボタンを押してみたところ「Start...」のボタンが押せる状態になっていました。 「これはひょっとして...」と思い、そのままルートパッチのボタンを押してみたところパッチ当てが完了し、更に再起動しました。 すると...GPUを正しく(Montereyと同じように)認識しているではないですか!!! ...というわけで、Ventura も無事にインストールできました。 アップグレードしているとはいえ2010年のiMacで最新OSが動くというのもなんかすごいですね。

画像




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最後に

以上、iMac 21.5-inch Mid 2010 をアップグレードするための道しるべになるかもと思い、 記述しました。(今からやる人いるかなぁ?)。

また、アップグレードとは全然関係ないのですが、macOSをVMwareを使ってWindows11にインストールしてみたところ、 AMDのRYZEN CPUマシンではVenturaをインストールできませんでした。 IntelのCPUマシンではインストールでき、稼働できました。 AMDのCPUマシンでVenturaがインストールできない!とお悩みの方、あきらめた方がいいですよ。

以上、耳寄りな情報(?)でした。
※アップルはMac以外のマシン上でmacOSを動作させることは認めていないようですので、 仮想マシン上でmacOSを動作させる際はすべて自己責任において行ってください!。 私(管理人)は一切無関係ですのでご了承ください。

2023年1月 記 
2023年2月 追記




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